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病気・診療・検査のお話
 
緑内障のお話

1.緑内障について

緑内障は視神経がよわってものが見える範囲である視野が少しずつ、欠けていく病気です。緑内障はかなり病状が進むまで、自分では気がつきにくい病気です。従って、40才以上の17人に1人が緑内障という頻度の高い病気なのに、自分が緑内障ということを知らずに過ごしている方が大勢いらっしゃいます。一般の健康診断で行っている写真撮影で判定するので、写真がぼけたりすると正しい診断が難しいことがあります。ぜひ、診察におこしくださって、しっかりとした緑内障の検診をおうけください。
緑内障で欠けてしまった視野はもとのように回復することは難しいので、大きく視野が欠けて生活に不自由な状態になる前にぜひ、診察におこしください。
緑内障は早期発見早期治療すれば、大丈夫ですので、ご安心ください。

2.検査

視力検査一般眼科検査、視野検査などを行います。
痛みを伴う検査はありませんので、怖がらずに検査におこしください。

3.治療

眼圧(目のかたさ)を下げる目薬を使います。飲み薬なども併用することがあります。目薬が主な治療法です。目薬でどうしても、眼圧が下がらにような場合には手術が必要となることがありますが、手術しなければならない方の頻度はかなり低いです。閉塞隅角緑内障というタイプの方はレーザー治療をすることがありますが、当院の外来で、日帰りでできます。
万が一、緑内障と診断されたら、必ず定期診察をおうけください。そして、忘れずに治療のための目薬をさしてください。

4.心のケア、生活におけるケア

緑内障の方はよくまぶしいと訴えられます。遮光レンズという偏光レンズでそのまぶしさがやわらぐことがあります。また、緑内障性視野欠損のため、字を読むのが困難であるという方には拡大鏡やリーディングスリットの使い方のご説明をいたしております。当院ではこのような緑内障の方の生活障害の改善を目的としたロービジョンケアも行っております。
大学病院での経験からすると、緑内障の方は将来に対する不安がとても強いようです。どうぞ、お悩みのことや気がかりのことは、何でもお気軽にご相談ください。

5.大切なこと

緑内障は決してまれな病気ではありません。緑内障に限らず、どんな病気も早期発見早期治療が大事です。ぜひ、ご自分の健康維持のため診察をおうけください。早期治療すれば、どんな病気も安心です。早期発見すれば緑内障は怖くないと思っております。
一人でも多くの方が、少しでも早く緑内障専門医にきちんとかかっていただいて、緑内障のために日常生活にご不自由な状態にならないように願っております。


6.緑内障を得意としている医師をどうやってみつける?

どこの病院で何をしてきたかという医師の経歴や緑内障についての論文があるかなどでご判断できるかと思います。どの病院にかかる時でも、自分の主治医がどういう勉強をしてきたか、何が得意かは知っておかれるとよろしいかと思います。今は情報公開の時代で、多くの先生がご自分の経歴などを公開していらっしゃいます。

7.私について

幸運にも、私は、緑内障について勉強する環境に恵まれておりました。大学病院勤務時には、岐阜大学名誉教授であり日本緑内障学会理事長の北澤克明先生と岐阜大学教授、日本緑内障学会理事の山本哲也先生という緑内障の世界的権威の先生にご指導していただきました。
アメリカ留学時は、緑内障視神経乳頭の解析、緑内障視野検査の研究をいたしておりました。当時、何百人もの緑内障患者様の視神経乳頭の立体写真を読影していたことが、今日の緑内障診断、治療にかなり役立っていると思います。
アメリカ留学後、大学病院の緑内障専門外来を長年担当させていただきました。かなり多くの緑内障患者様を診察し、勉強させていただき、有意義な日々でした。多治見市で行われた大規模の緑内障市民検診にも緑内障専門外来担当医として参加いたしておりました。
私の経歴に載せてありますように、緑内障に関する論文執筆や学会発表も多くいたしました。日本緑内障学会で優秀賞をいただいたり、緑内障の臨床研究で岐阜大学医学奨励賞をいただきましたが、これらは素晴らしい恩師のおかげと感謝いたしております。
患者様のため、恩師の恩に報いるため、今まで患者様から学ばせていただいた臨床経験を活かすため、今後も緑内障の治療に心をこめてつくしていきたいと思っております。

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